蝉しぐれ浴びて

 ギンギンに夏らしいお天気になったので、国分寺跡のはけの道の農家へ、散歩がてらに野菜を買いに行きました。

 国分寺跡の林の中は、大音響の蝉しぐれの洪水でした。いや〜、にぎやかでしたわ。

 娘と二人で、蝉の声と太陽の光ををたっぷり浴びながら、あっちでふらふら、こっちでふらふら、ちんたら歩きの坪内逍遥。久々の散策でした。

 千円分、肩掛けカバン一杯のお野菜買ってくるだけで、2時間もかかってしまいました。非効率的なお買い物パターンです。

 ここは娘が幼いころ通っていた保育園のすぐ近く。我が家同然に懐かしい場所。雨の日も風の日も、毎日通った通路です。とても懐かしい木の匂い、ひなたの匂い。苔の湿り気。木立ちの木漏れ日。懐かしいお地蔵様の行列。

 お一人のお地蔵様には、蝉の抜け殻がたくさん供えられていましたよ〜〜。蝉の抜け殻の供え物なんざあ…もし、私がお地蔵様なら、あまりうれしくはないんだけどなあ。酒でも供えてくれよな…。

 ちなみに、秋になると、ドングリがたくさんお供えしてあったりするのよ。冬の雪の日は小さな雪だるまだったり。まるで、幼子が喜ぶような無邪気なものばかりがお供えされている。

 お地蔵様って子供なの?自然採取のものを喜んでくれるのかな?微笑ましくもあり、なぜかどこか、物悲しくもあり。

 山道に並ぶお地蔵様のどのお顔も、全員とても懐かしい。

 はけの道で買ったミニトマト。ドライトマトにしようと思って、今、庭に干しています。

シマシマのミゾミゾ焼き色

 さてさて、いよいよ、シマシマのミゾミゾ焼き色をつけてみようという寸法です。

 ジューッ…。

 このあと、裏返しましたら、お見事。ちゃーんと、シマシマのミゾミゾの焼き色がくっきりとついていました。めでたし、めでたし。

 今日は、夏らしい空になりました。相変わらず、湿度は高いけれど。でも、風は爽やか。日中は、梅干しの土用干しが可能でしょう。(ただし、今夜は雨の予報)。