あ〜あ〜あ〜、お酒になっちゃった

 写真・右側の方のシンジャーシロップです。

 右は、2週間前に仕込んだものですが、冷蔵庫のスペースがなく、常温放置。

 あーあーあー、案の定。シュパーッと泡ぶくが立ち始め、ミード(蜜酒)になってしまいました〜。

 左側は、仕込んだばかりの(蜂蜜レモン漬けからジンジャースライスを取り除いたばかりの)ものです。

 写真をクリックし、拡大して、よーく見比べてみてください。右側の表面に泡が浮いているのが見えますでしょうか?

 自然発酵しちゃったものは、それはそれで、とても美味しいのですが、酵母菌によるアルコール発酵なのです。つまり、子供や車の運転をする人には飲ませてはいけない飲み物になります。

 こうならないうちに、冷蔵庫に入れるほうが、子供や車の人のためには賢明です。特に、パンづくりをしている人の家では、この手のアルコール発酵が、十中八九、ほぼ必ず起きます。

 空中の屋精酵母のみならず、蜂蜜もたくさんの天然酵母を持っています。常温放置すると、だいたい2週間目くらいには、シュパーッ…ですよ。要注意!

 いえいえ、私はシュパーッでも、まったく構わないのですがね。車と子供にはいけませんよ。

 どうぞ、自己責任と自己管理で、ジンジャーシロップのこもごもをお楽しみください。

レモンピールの白いお菓子

 新ショウガの蜂蜜レモン漬けづくりで、たくさんのレモンの皮が残りました。

 国産レモンなので、皮も捨てずに、レモンピールづくりです。

 大量に出来上がったので、教室のみんなにも押しつけて持ち帰ってもらいました。でも、これからも、まだまだ出来上がってしまう…。新ショウガが安くなるのは、これからなんですから。げろげろ。

 (ピールは、焼き菓子作りやパンづくりに役立ちますが、でも、モノには限度というものがね…)。

 先々の危惧は棚に上げておき、ピールで白いお菓子作り。

 ピールと同量くらいのホワイトチョコを刻んでテンパリングします。ホワイトチョコのテンパリング温度は、50度→26度→28度くらいの感じです。

 レモンピールを細長く切って、テンパリングしたクーベルチュールに浸してカバーリング。固まったら、出来上がり。

 いたって簡単なのですが、気温が高い日には、常温では固まりにくいので、涼しい時間に作る方がラクですよ。ホワイトチョコは、黒いチョコよりも融点が低いからねえ。

 黒いチョコレートを使って作ってもOKです。(ちなみに、ブラックチョコは、55度→29度→32度くらいでテンパリングします)。

 ホワイトチョコで作ると、昔懐かしのお菓子「ゼリービーンズ」みたいな味になります。(あれよりも、ずっと美味しくて高級な味ですが)。
 ブラックチョコを使うと、おしゃれな大人の味ですね。どちらでも、美味しい。それにつけても、カバーリングの違いで、別物のお菓子になりますな。

 高温多湿を嫌うチョコレートを扱うには、不向きな季節に入りますが、涼しい日を見計らえば、まだ作れます。