ヨモギのパン

 やっと、季節の旬物パンの登場。今週の教室パン「抹茶ヨモギあんパン」です。

 毎年、生のヨモギを摘んできて、よもぎのパンを作るのですが、今回は忙殺されていて全く時間なし。やむなく、乾燥ヨモギです。(ごめんね)。

 やはり、色も香りも生より劣りますね…。残念。

 思いついたのが、抹茶も入れちゃう手段。お茶の季節ですもの。ヨモギや餡に合わないわけがありません。

 粉300gに対して、水で戻してギュッと絞ったヨモギ45g+抹茶5g=かなり、鮮やかな緑色になりました。(やったぜ、誤魔化せた!とも言う)。

 左は白い生地と抹茶ヨモギ生地をひねり合せてケース詰めして焼いたものです。抹茶ヨモギ生地で餡を包み、あんパンにして、それに白い生地を巻き付けました。

 右側は、抹茶ヨモギ生地で餡を包んで蒸した「田舎まんじゅう」です。二次発酵をパン並みに長く(1時間半)とると、写真のようにしわくちゃな田舎まんじゅう的お顔になります。

 しわくちゃ顔がイヤでしたら、二次発酵を短め(30分)にすると、しわのよらないツルリン若顔になります。

 私は、田舎まんじゅうみたいな、しわくちゃ皮のほうが好き。ねっちねっちと噛みしめるしなしなの皮が好き。ツルリン顔のほうは、パンと変わらない味わいです。

 焼くか、蒸すか、田舎風にするか、エステ顔にするか、どれでも自由にお好み次第で各自決めてください。毎度のことながら、「勝手に仕上がれ」レッスンです。(好き勝手でいいのだから、レッスンにはなっちょらんな)。

 蒸しまんじゅうの方は直径8cmほどの田舎まんじゅうサイズ。2色で焼き上げるほうは、長さ10cm程度の小さなケースです。

とうきびのパン

 本日の一番手は、コーンブレッドです。この子も甘いねえ〜。

 蒸した(または、ゆでた)とうもろこしをフードプロセッサーでガーして配合します。

中種150g、小麦粉300g、塩小さじ2、砂糖大さじ2、粉乳大さじ1、とうもろこし200g、水100〜125cc(コーンの水分含有により加減)、バター30g

 クラムにポチポチ散らばっている黄色いトウモロコシ、見えにくいですね。可愛いクラムなのですが…。

 夏になって、トウモロコシがたくさんあるときに作ってみてください。発酵は早めです。生地も、ちょっと緩くなります。ふわっふわの柔らかい仕上がりになります。

 トウモロコシは皮ごとのまま、蒸したり、ゆでたりするほうが、香り良く甘く煮えますよ。

 ヨモギのパンは、まだ、ホイロの中。よもぎパンの更新は、午後からになります。よもぎは今がシーズンですね。今週の教室パンも、よもぎです。

<とうもろこしのパン=直径6,7cm、高さ5cm>