ライ麦クリームあんぱん逆噴射臨時速報!

 シンディーちゃんのフォトブログで紹介されていた「ライ麦あんぱん」。早いうちに、試作してみなくては…と思って、本日、決行!初体験です。

 ライ麦パン生地は、ライ麦30%。他はフランス粉でした。生地作りは、お手のもの。別段、異変はございませんでした。

 成形時、餡を詰める段階で、どうせ踏み外すなら、もっと徹底的に踏み外したくなりました。

 詰めたものは、小豆の粒餡とカスタードクリームです。

 「ライ麦クリームあんぱん」にしてみようという魂胆でした。

 成形も二次発酵も、難なく進行。ちょろいもんだわ。

 が、しかし。

 焼成時、オーブンの中で、その惨事は勃発したのでした。

 焼成初期の窯伸びを終えた生地から、突如、中のフィリングが噴出し始めたのです!それは、活火山の噴火にも等しく、止めようがありませんでした。

 溶岩のように、ドロドロと噴出しては流れ出す餡とカスタードクリーム。自然の驚異をまざまざと見せつけられる瞬間です。このようなおぞましい光景の前では、人間は全くの非力です。

 破壊的な威力で、アバンギャルドな形態に焼き上がった10個のライ麦クリームあんぱんを呆然と見詰めました。

 ライ麦生地に副材料をもっと加えて、柔軟性のある生地にしてみようと思いました。早い話が、フィリングとパン生地の膨張率のバランスがとれていないのです。

 ドロドロとうごめくマグマをコンクリートで固めるような行為だったのです。もはや、このあとは、人類の叡知を結集させて、「ライ麦アンパン」の告知に対処するしかございません。

 現場からでした。

耳が美味しい・ブリック

 「半熟卵のフライ」と言ったところでしょうか。

 春は卵が美味しい季節。ワンパターンになりがちな卵料理の目先を少し、変えてみました。

 春巻きの皮を少し深さのある皿に広げ、真ん中に、サイコロに切った蒸しジャガイモや玉ねぎみじん切り、青菜、ツナなど好みのものをのせ、卵を1個割り入れます。

 二つに折り、三角にして、中温の油でキツネ色になるまで揚げるだけ。卵を割りいれたら、すぐに揚げないと、生卵の水分が皮をやぶいちゃうよ。あっという間に出来上がるスピードクッキングの一品です。

 かなり、ボリュームありますね。

 生野菜サラダなどをたくさん添えると、この一皿だけで、もうお腹がいっぱい。

 耳のカリカリした部分をサラダに混ぜ込んでいただくと、サラダがとても美味しくなります。つまり、目的は、この「耳」のカリカリ部分と生野菜サラダでして…。で、ついでに、中の具もいただくわけです。

 見た目は「変形揚げ春巻き手抜きバージョン」ですが、食べ始めると中からトロ〜リとにじみ出てくる卵が、お皿にに春っぽい色あいを添えます。

 お酒のおつまみのワンプレートディッシュにも向きます。(簡単にすぐ出来ちゃうから)。ビールに合いますよ〜。

 モロッコだったっけかな(?)。アラビッシュだったっけかな(?)の料理のはず。(少なくとも、私のオリジナルではないです)。春巻きの皮で代用しているけれど、「ワルカ」(だったっけ?)とかいう皮を使うのが本格派(のはず)。

 中の具も好き勝手でいいんじゃない。(イスラム圏なら豚肉はダメですけど。)香辛料に凝ると、かなり、っぽい味になる。コリアンダーとかね。

 あ、私は、青紫蘇にしました…。