こうじむろ状態じゃ〜

 これ、できあがった「もち米麹」。このあと、コチュジャンを仕込みます。

 友麹法の米麹づくりの撮影を終え、本日の我が家はまるで「麹むろ」状態。

 明日はパン教室だというのに、麹の山、山、山…。足の踏み場もないほどの私の仕事部屋。(散らかっているのは、毎度のことだけど)。

 みりんもたくさん仕込んじゃったし、あとは、やっぱり、米麹味噌仕込みかな。

 ちなみに、麹でもパン種が作れるんだけど、吹いた感じの気泡になって、あまり美味しいパンとは思えないので、今現在は、全くやっておりません。

 やっぱ、ご飯のお供、酒の友を作るほうが、麹には合っているもんね。和の美味しさにしたいね。

 20代の若いころ、「麹」や「醤油」を自分で作れるようになりたかったの。若気の至りで、プロの麹屋さんだの醤油屋さんだのに、直接連絡して、教えをこうた。

 麹屋さんのおじいさんも、醤油屋さんの職人さんも、本当に、親身に丁寧に、いろいろ詳しく教えてくださいました。感謝の限りです。

 度重なる失敗を経て、今では、麹も醤油も、念願通り、自分の手で生み出すことができます。

 一番、印象に残っているのは、麹屋さん、醤油屋さんの仕事への情熱、誇り、そして、本物を作りだすことに対する愛情です。麹を、醤油を本当に、愛しているんですよね。

 麹も醤油も地味な存在だけれど、日本の食生活にはなくてはならない大切な土台です。土台がダメだと、その上乗せ物の料理も、ダメになるんだよ。

 麹、味噌、醤油。大事な、大事な食材です。大切に、大切にしましょう。