涼しい夜

  過ごしやすい秋の夜長。夜明けも遅くなりました。

 やっと晶文社のほうの原稿をおおかた書き終えました。ホーーーッ…。まだ、脱稿したというわけではないですが、でも、ほぼ書き終えた。しみじみ、ホーッ。
 挿入する写真も全部は撮り終えていないし、プリントアウトもしていない。書いたものをメールで編集者のパソコンに送り込んでいるだけ。近々、全部をやりあげてしまわなければ。ラストスパート。もう一息だ。
 やり終えたら、次はアスペクトの本の原稿書きだもんね。しんどいけれど、嬉しいなあ。書けるって、幸せだなあ。ありがたいなあ。やりたいことをやっているときだけ、機嫌がいいし体調もいい。まったく、ゲンキンなやつだ。毎度、2,3本くらい企画が通っていれば、わたしゃあ極楽ビンボで幸せだけどね。(自業自得です。貧しくとも愚痴すら言うつもりはないです)。

 一度でいいから、ムック誌作りも経験してみたいです。今はムックも市場過多になっていて余剰しているみたいだけれどね。(だから、ハードルは高いでしょうけれどねえ…)。
 売れ線狙いのはやりものじゃなく、発酵食のシブーイやつ。永久保存版みたいなやつ。今は誰彼が簡単に作らないようなものを。本にして残しておかなければ、すたれて無くなってしまうような日本古来のものを。都会生活のスペース無しの環境を基準にして、小さなマンションやアパートの台所でも、失敗なく無理なく作れる方法を。ジジババ年代が残してくれた日本の美味しさの遺産を。本当に食作りとして価値あるものだけを。
 全集ものなどでは(農文協などから)いいものが出ているけれど、2千いくらする全集本を全部買い揃えることができる人は多くはないと思う。
 選りすぐりのアイテムを1冊のムックにできればなあ…。写真がたくさんついたハウツー本のムックを作りたいなあ〜。どこか、モノ好きなへそ曲がり出版社はないものだろうか。発酵食なら、季節を順守しなくちゃいけないから、1年間はかかるし。どこか、相談にのってくれそうなところをこれから開拓していこう。
 頑張って書き続けていけば、そのうち、どこかと新たなご縁でも開拓できるべえ。今書いている本が次なるご縁を生み出しますように。