羊さんになったのー、わーたーしっ

千歳の叔父の手元にも無事に我がラム肉料理のレシピ集が届いたようだ。案の定「コリアンダーって何?ナンプラーって何?」の状態。ともかく、横文字ご法度だ。「ソーセージなんて、自分で作れるとは思わなかった」。あの…うちの教室に入りませんか?パン教室だけど、他のものも何でも作れるようになるよ。
 とりあえず、ラム餃子、ソーセージ、ハンバーグなど、ミンチものから初挑戦してみるそうです。おじちゃーん、がんばってー!私がついてるよー。

 さて、第一弾を終えて、第二段めのレシピの料理作成。本日はラムのミートソース。これは、普通の合挽肉と同様でいいんだけど、玉ねぎとミンチを炒めるときに、ポイントがあるのですよ。ラム肉から、独特の羊肉臭さが立ち上らなくなるまで(つまり、炒め肉のこうばしい良い香りが立ち上るまで)よーく炒めるのが大ポイントだな。
 肉には、(羊とは限らず)どんなものにも独特の獣臭さがあります。豚には豚の、牛には牛の臭みがあります。ミンチにすると、その獣臭さが、ことさらに立ち上ります。
 そこで、(どんなミンチでも)ミートソースを煮込むまえには、肉をかなり丁寧に炒めなければいけません。それさえ済ませておくと、たとえ羊肉でも、絶対に臭いということはありませんから。羊肉ミンチのミートソースは合挽肉などよりも、ずっとクセがなくて食べやすく、最高に美味しいのです。スパゲティーなどのパスタのミートソースはラムのミートソースが一番好きです。(下手な人が作ると不味いけれどね)。

 写真は、この前、文句を言っていたムサカ。薄切りナスとベシャメルソースとラムのミートソースを重ね合わせ、オーブン焼きして作ります。(これも、下手な人が作ると不味いけれどね)。
 ジェノベーゼ(フレッシュバジルのオリーブソース)をまぶしたパスタをナサカの横に添えると組み合わせも最高。(本日の昼飯だった)。ミートソーススパゲティーなどは、ジンギスカン屋の叔父はやらないだろうと思って、ミートソースのレシピは送らないでおいた。(焼き肉屋でスパゲティーだのグラタンだのが出てくるのは奇妙だもんなあ)。(不気味ですらあります)。