秋晴れ連続4日め

 よほど乾いた日の光に飢えていたようです。(1ヵ月も立川ルミネの地下にこもっていたのだから当然かもしれない)。晴れ渡った秋空がメチャクチャ嬉しい。体が喜んでいる。お布団を干せたのが嬉しい。押入れの整理をして冬支度ができたので安心。大根と干物の魚が乾くのが楽しみ。(実に能天気でオメデタイ人間である)。
 でも、今日こそは店に行かなきゃね、ヤバイですよ。パンも尽き果てていることだろうし。ああ、地下生活者。お天道様のもとに、ずーっといたいのだがね。

 秋晴れを有効資源として活用するために、今後はなるべく店をサボり、干物作りと豆味噌作りに精を出そう。はっと思いついた。農文協のビルの屋上を干物の干し場に占拠してはどうだろうかと…。あの屋上は職員の「趣味の園芸畑、こだわりの圃場」となっている。赤坂のビルの屋上に、あんなすごい畑(?)や田んぼがあるなんて、誰が想像できよう。(隣のコロンビアレコードビルの人々からは見えるだろうけれど)。田んぼでは合鴨農法をやっていたらしいが、結局は共存が難しかったらしく、しめて焼いて食ってしまったそうだ。鴨もいなくなったことだし、代わりに干物をなびかせるというのはどうであろう。日の光あふれる屋上で、畑や田んぼに囲まれて、魚の干物作り。これこそが、地下生活から脱却できる唯一の打開策のような気がしてきた。
 あ、時間だ。さあ、店に行く準備をせねば。本日の荷物は重い。