鉄火味噌づくりにはカセットコンロが最適

 画像なしです。締め切り原稿を苦行のように抱え込んでいる本日なので、写真撮影しないのよ。

 昨日の教室「鉄火味噌づくり」は今までになくラクで、うまく出来上がるという快挙でした。私の教え方が熟練した!せいでは全くない。

 火力の強いレンジのガス台を使わずに、食卓テーブルの上にカセットコンロを置いて、そこで作ったのです。カセットコンロはガス台に比べると火力が弱く、また、いくらでも火を弱めることができます。つまり、弱火の微調整に関してはガス台よりカセットコンロのほうが小回りがきくということが分かったのです。
 鉄火味噌作りの「敵」は焦げです。火加減を極弱火にして、しかもその弱い火を微調整しながら煎り続けなければいけない。弱火のままでも次第に熱は上昇し、鉄鍋の底にはかさぶたのような焦げ。少しでも焦がすと焦げ臭がつき鉄火味噌の風味はがた落ちします。3時間も煎り続けるという苦労をしながら、焦げ臭い鉄火味噌を仕上げたのでは何のための苦労だったのか…。この苦い失敗から「えーい、このさい火力の弱いカセットコンロを使ってみるべ〜」と思ってやってみた。大成功。

 鉄火味噌づくり初挑戦のみかちゃん。全く焦げ付かせずに今までで一番良いできの鉄火味噌を煎り上げたのでした。しかも、どういうわけか、今回は3時間かからずにサラサラになってしまいました。これは野菜のみじん切りをかなりマジメに(前日に包丁をしっかりと研いでおいた)行ったせいだと思います。
 テーブルにのせたカセットコンロはガス台より低い位置なので、さほど腕も疲れず、無理な力を使わずに済んだので、手に豆もできなかった。
 みかちゃんいわく「ぜーんぜん、疲れなかったし、聞いていたほど大変でもなかったですよ〜。自分で鉄火味噌作れるなんて思ってもみなかったけど、ちゃんと作れちゃうものなんですねー」。…。年に一度の教室の苦行をものともせずにニコニコしていました。(今までの私たちのあの苦労はいったい何だったのか?)

 鉄火味噌作りにはカセットコンロですよ!
(さて、これからマジメにオシゴトの原稿書きを始めるとしよう)