これがミモザそぼろです

 なんとなく昨日の続き。

 お料理の彩りのあしらいとして、鮮やかな黄色が欲しいときって、よくありますよね。例えば花ちらし寿司とか、お結びとか、塩茹でした青菜の料理とか…。言うなれば華やかにしたいとき。

 そのようなときにゆで卵の黄身を火を弱めた湯煎にかけながら煎りつけて、プロポロにしてミモザを作ります。あ、ミモザそぼろとは私が勝手につけた名前なので、普遍的な呼び名ではないです。ミモザの花に似ているから(色も質感も)、そう呼んでいるだけです。すんませんです。

 写真のものは短時間で仕上げたものです。もっと丁寧に時間をかけると、ミモザはサラサラの顆粒状になります。(さらさらにしたほうが日持ちがいいです。)撮影の都合上、日のあるうちに、さっさと写真を撮りたかったので、急いで仕上げました。そのせいで、名前の通り、ミモザの花そのものの形態です。(この程度では保存性が高くありません。)

 ゆで卵の黄身を湯煎で濃縮小型化することで、黄色が鮮やかに濃くなります。炒り卵などより、ずっとキレイな黄色になります。お寿司ご飯や赤梅酢酢飯に飾ると、本当にキレイに映えるんですよ。見た目の美しさも美味しさのうちですから。彩り、あしらいに、ちょっとした一手間をかけるのも悪くないです。見た目の地味な手作りふりかけに、このミモザそぼろを加えると、とたんに市販品よりキレイなふりかけになります。とりそぼろと合わせる三色ご飯などにも活用できます。

 つなみに、ミモザの花くらいのサイズの手抜きで、煎りつける所要時間は20分ほど。